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乳がん術後ケア

乳がん手術後、みんな何に悩んでいる?来店理由を理学療法士が解説

乳がん手術後、みんな何に悩んでいる?来店理由を理学療法士が解説

「こんなことで悩んでいるのは私だけ…?」

「肩が重い。」
「腕がむくむ。」
「病院では異常がないと言われたけれど、なんとなくつらい。」

乳がん手術後、このようなお悩みを抱えてご来店される方は少なくありません。

今回は、これまで「はんなり」にご来店いただいたお客様の主な来店理由をまとめてみました。

数字を並べることが目的ではありません。

「乳がん術後には、こんなお悩みを抱えている方が多い」ということを知っていただき、今、不安を抱えている方の安心につながればと思います。


来店理由で多かったお悩み

【ここにグラフや一覧表の画像】

ご相談が多かった内容は次のとおりです。

1位 肩こり(16名)

2位 腕の腫れ・リンパ浮腫(15名)

3位 肩甲骨・背中の痛み(10名)

4位 手足のしびれ(8名)

5位 首こり(6名)

続いて、

  • 全身のむくみ
  • 患側のだるさ
  • 脇の痛み
  • 腕の痛み
  • 腰痛

などのお悩みがありました。


痛みだけではありません

乳がん術後のお悩みは、肩や腕だけではありません。

実際には、

  • 腕や脇のつっぱり
  • 肩が上がりにくい
  • 前胸部の違和感
  • 手首や指のこわばり
  • リンパ浮腫
  • 蜂窩織炎後のケア

など、術後特有の症状でご相談いただくこともあります。

さらに、

  • 不眠
  • 更年期症状
  • ホルモン療法の副作用
  • ホットフラッシュ
  • 自律神経の乱れ
  • 気分の落ち込み

など、治療の影響による体調の変化に悩まれている方もいらっしゃいました。


身体だけではなく、「生活」がつらくなる

痛みやしびれ、だるさが続くと、

  • 洗濯物を干す
  • 髪を結ぶ
  • 買い物袋を持つ
  • 夜ぐっすり眠る
  • 趣味や仕事を続ける

そんな何気ない日常が負担になってしまいます。

「病院では異常はないと言われた。」

それでも毎日の生活は楽ではない。

そんな思いを抱えながら過ごしている方は、決して少なくありません。


理学療法士として私が大切にしていること

私が理学療法士として大切にしているのは、

「痛みを取ること」だけではありません。

その方が、

  • 家事が少し楽になった
  • よく眠れるようになった
  • 趣味を楽しめるようになった
  • 笑顔で外出できるようになった

そんな「生活の変化」を一緒に目指すことです。

症状だけを見るのではなく、その方の暮らし全体を見る。

それが、「はんなり」が大切にしているケアです。


おわりに

今回ご紹介した来店理由は、一人の方が複数のお悩みを抱えている場合も含まれています。

同じ乳がん術後でも、お困りごとは一人ひとり違います。

だからこそ、

「こんなこと相談していいのかな。」

と思うようなお悩みでも、どうぞ安心してお話しください。

身体を整えることはもちろん、安心して話せる場所であることも、「はんなり」が大切にしている役割のひとつです。

あなたが少しでも心地よく毎日を過ごせるよう、お手伝いできればうれしく思います。

中野 郁子

この記事を書いた人中野 郁子(なかの いくこ)

乳がん女性の駆け込み寺 はんなりを運営しています。
母をがんで亡くした後、がん患者さんとその家族を支える仕事がしたいと転職。
久留米市の病院に勤務後、2016年に開業しました。
理学療法士、アロマセラピスト、ピンクリボンアドバイザー、乳がん啓発運動指導士の資格があります。

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