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リンパ浮腫と保湿の関係とは~乾燥肌にしてはいけない5つのこと~

リンパ浮腫と保湿の関係とは~乾燥肌にしてはいけない5つのこと~

子どもが小さいとき、皮膚科の先生から、以下の禁止事項を守るように言われました。

  1. 長風呂禁止
  2. 温泉禁止
  3. 入浴剤禁止
  4. ナイロンのボディタオル禁止
  5. ボディソープ禁止

みなさん、どうですか?

結構、あてはまりません?
温泉は美肌効果があるから、良さそうですが、 洗浄作用も強いですもんね

乾燥を助長するようなことをしていたら、いくら保湿剤を塗ったところで、
いたちごっこですね。
まずは乾燥しないうにすることを心がけたいですね。

さて、リンパ浮腫と乾燥とも大いに関連があることはご存じでしょうか?

乳がんの後遺症で怖いのはリンパ浮腫ですが、リンパ浮腫になると肌が乾燥して固くなります。
腫れて硬くなった肌はすぐ下に流れるリンパ管の動きを封じてしまい、ますますリンパ液の流れを悪くしてしまいます。
その悪循環をとるためには、まず保湿をして、肌を柔らかくしてからリンパドレナージュを行わなければなりません。
肌が乾燥して、かたくなればなるほどリンパの流れが改善するまでの時間がかかります。

リンパ浮腫の予防のためにも、発症したあとの治療のためにも、腕を保湿することはとても大事です。
なおかつ、乾燥を助長させることも控えましょう。
上記の5つの禁止事項に加え、日焼けも乾燥を助長します。

日焼けや洗いすぎで乾燥した肌は、バリア機能が低下しているので、ちょっとした刺激でトラブルが起き、そこからリンパ浮腫の発症や、ひどいときには蜂窩織炎まで起こしてしまいます。

乳がんを経験した方は、今まで以上に肌の保湿を心がけていただきたいですね。

中野 郁子

この記事を書いた人中野 郁子(なかの いくこ)

乳がん女性の駆け込み寺 はんなりを運営しています。
母をがんで亡くした後、がん患者さんとその家族を支える仕事がしたいと転職。
久留米市の病院に勤務後、2016年に開業しました。
理学療法士、アロマセラピスト、ピンクリボンアドバイザー、乳がん啓発運動指導士の資格があります。

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