球体模様
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プロフィール

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私は、理学療法士として病院に勤務経験があり、400人以上の患者さんのリハビリに関わってきました。

理学療法士の他に

  • アロマセラピスト
  • ピンクリボンアドバイザー
  • 乳がん啓発運動指導士

の資格を有しております。

理学療法士というと、整形外科や脳神経外科で、骨折や脳梗塞の方のリハビリを担当しているイメージが強いと思いますが、がんリハビリテーションという分野に特化した理学療法士もいます。

私の場合、乳腺外科で有名な病院に勤務していたため、「がんリハビリテーション研修」を終了し、乳がんのリハビリについて、特に経験を積んできました。

病院で学んだのは、乳がんの治療は手術して終わりではないということです。

乳がんは、比較的予後が良いと言われており、長くつきあっていく病気であるからこそ、診断後の生活の質(QOL)が大事だと知ったのです。

しかし、病院は治療に通うための場所であり、生活の質をあげていくためのアドバイスや処方は優先順位が下がりがちです。

たとえばリンパ浮腫を発症しないための予防的な処置などは医療保険で対応してくれません。
リンパ浮腫まではいかないにしても、肩こりや腕のしびれ、可動域制限などで悩んでいても、治療が優先され、後回しにされることが多いのです。

では自費で通える治療院はと探しても、男性セラピストだと抵抗感がある方もいらっしゃいます。

リンパドレナージのサロンもたくさんありますが、リンパ浮腫を発症した方の場合、特別な対応が必要になりますから、断られることもあるようです。

そんな中、入院中のリハビリを担当した乳がんの患者さんに「退院後は、どこに通えばいいかわからない」と相談され、乳がん術後でも安心して通えるサロンがあればなあと考えたのがきっかけになり、「乳がん専門のサロンがないなら、自分がやればいい」と思ってはじめたのが「はんなり」です。

現在は、1~2時間かかる距離からでも定期的に通っていただくお客様が増えてきて、本当にサロンを始めて良かったと思っています。

乳がんだけでなく、ほかのがんのサバイバーの方もお越しになっていますし、様々な女性にご利用いただいています。

これからも、病院で経験したことを活かして、お客様の日常生活を、幅広くサポートしていきたいと思っています。

中野 郁子

この記事を書いた人中野 郁子(なかの いくこ)

乳がん女性の駆け込み寺 はんなりを運営しています。
母をがんで亡くした後、がん患者さんとその家族を支える仕事がしたいと転職。
久留米市の病院に勤務後、2016年に開業しました。
理学療法士、アロマセラピスト、ピンクリボンアドバイザー、乳がん啓発運動指導士の資格があります。

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