抗がん剤治療では、薬剤による血管への負担を軽減するために、CVポート(中心静脈ポート)を埋め込むことがあります。
「ポートが入っているけれど、マッサージを受けても大丈夫?」
「身体をほぐしたいけれど、触れてはいけない気がする…」
そんなご相談をいただくことがあります。
CVポートがあっても日常生活は送れます

CVポートを埋め込んでいても、基本的には日常生活に大きな制限はありません。
ただし、ポートがある部分を強く押したり、ぶつけたり、強い摩擦を加えたりしないよう注意が必要です。
運動やリハビリについては、主治医から特別な制限がなければ行えることが多く、心配な場合は事前に主治医へ相談しておくと安心です。
ポートがあっても施術は受けられます

はんなりでは、CVポートを埋め込まれている方にも安心して施術を受けていただけます。
施術は仰向けでも行うことができ、ポート周囲には直接触れず、お身体の状態に合わせて負担の少ない方法で進めています。
治療中は身体だけでなく心も緊張しやすい時期です。
安心して身体をゆるめる時間を持つことも、大切なセルフケアのひとつだと考えています。
ポートを抜去したあとも違和感が残ることがあります
抗がん剤治療が終わり、ポートを抜去したあとも、
- 前胸部のつっぱり
- 動かしにくさ
- 違和感
- 肩や首のこわばり
を感じる方は少なくありません。
ポートが入っていた期間、「ぶつけないように」と無意識に身体をかばうことで、肩が前に入り、胸まわりや首・肩の筋肉が緊張した状態になっていることがあります。
そのような場合には、胸や肩まわりの筋肉をやさしくゆるめ、動きを整えていくことで、違和感やつっぱり感の軽減につながることがあります。
施術後には、
- 深呼吸がしやすくなった
- 胸が開きやすくなった
- 姿勢が楽になった
というお声をいただくこともあります。
デコルテのアロマケアもおすすめです

ポート抜去後の違和感が気になる方には、首からデコルテにかけてのアロマケアもおすすめしています。
やさしく肌を整えながら保湿を行うことで、乾燥やつっぱり感の軽減につながることがあります。
傷あとが気になる方も、無理のない範囲で少しずつケアを続けていくことで、肌の状態が整いやすくなる場合があります。
おわりに

CVポートは、治療を支えてくれる大切な医療機器です。
そして、治療中も治療後も、「身体をいたわる時間」は決してぜいたくなものではありません。
はんなりでは、理学療法士としての知識と経験を生かし、お一人おひとりの治療状況や体調に合わせた施術を行っています。
治療のその先も、その人らしく過ごせるように。
安心して身体をゆるめられる時間をお届けしたいと思っています。

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