~無理なく続けられる身体づくりを大切に~
乳がんの治療中や治療後、
「体重が増えてしまいました。」
というご相談をいただくことがあります。
「以前と同じ生活をしているのに体重が戻らない。」
「食事に気を付けているのに増えてしまう。」
そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
体重が増えやすくなる理由
乳がんの治療中は、体重の変化が起こることがあります。
例えば、
- ホルモン療法(内分泌療法)の影響
- 治療による活動量の低下
- 手術後の痛みや動かしにくさ
- ストレスや睡眠の変化
- むくみ
など、さまざまな要因が重なることで、以前より体重管理が難しくなることがあります。
「自分の努力が足りないから。」
そう思ってしまう方もいらっしゃいますが、治療の影響が関係している場合も少なくありません。
体重管理が大切と言われる理由
適正な体重を保つことは、乳がんを経験された方の健康づくりの一つとして大切だと考えられています。
だからといって、急激なダイエットや極端な食事制限をする必要はありません。
大切なのは、
無理なく続けられる生活習慣を身につけること。
身体に必要な栄養をしっかり摂りながら、少しずつ身体を動かしていくことが、長い目で見ると健康につながります。

「何を食べたらいいですか?」
以前、お客様からこんな話を伺いました。
健康診断で体重について相談し、
「どんな食事を心掛けたらいいですか?」
と質問されたそうです。
返ってきた答えは、
「バランスよく食べましょう。」
確かに、その通りです。
でも実際には、
- 「そのバランスが難しい。」
- 「何から始めたらいいの?」
と感じる方も多いのではないでしょうか。

大切なのは、続けられること
食事も運動も、「頑張りすぎること」より「続けられること」の方が大切です。
例えば、
- 野菜を一品増やしてみる
- よく噛んで食べる
- 甘い飲み物を少し減らしてみる
- 近くのコンビニは徒歩で行く
- お風呂にしっかりつかる
そんな小さな積み重ねが、身体の変化につながっていきます。
はんなりがお伝えしたいこと
乳がんを経験された方から、
「痩せなければいけませんよね。」
という言葉をよく伺います。
もちろん、適正な体重を保つことは健康づくりの一つとして大切です。
でも、体重を減らすことだけが目的になってしまうと、食べることが怖くなったり、無理な運動を続けてしまったりすることがあります。
私は理学療法士として、
「元気に生活できる身体をつくること」
を何より大切にしたいと思っています。
身体に必要な栄養をしっかり摂ること。
無理なく身体を動かせること。
好きなことや仕事、家事や子育てを楽しめること。
疲れすぎず、毎日の生活を心地よく送れること。
そんな毎日が積み重なることが、本当の意味での健康につながるのではないでしょうか。
体重は、その結果として少しずつ整っていくもの。
だから、数字だけに一喜一憂しなくても大丈夫です。

最後に
私は、体重を減らすことがゴールだとは思っていません。
必要な栄養をしっかり摂ること。
楽しく身体を動かせること。
家族や友人と食事を楽しめること。
好きなことを続けられること。
毎日の暮らしに無理なく笑顔があること。
そんな毎日を積み重ねることが、何より大切だと考えています。
再発への不安を抱えながら過ごす日もあるかもしれません。
それでも、再発を恐れるあまり、「人生の楽しみ」まで手放してほしくはありません。
食べることも、笑うことも、身体を動かすことも、その人らしく生きるための大切な時間です。
数字だけではなく、その先にある暮らしを見る。
はんなりは、身体を整えることを通して、あなたらしい毎日を支えていきたいと思っています。

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