球体模様
乳がん術後の身体

夏のホットフラッシュがつらいあなたへ|乳がん術後のホルモン治療と上手につき合うために

夏のホットフラッシュがつらいあなたへ|乳がん術後のホルモン治療と上手につき合うために

乳がん術後、ホルモン治療を続けている方にとって、夏の暑さはいつも以上につらく感じることがあります。

その理由のひとつが、ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ・発汗)です。

「急に顔や頭が熱くなる」
「汗が止まらなくなる」
「汗をかいたあと、今度は身体が冷えてつらい」
「周りの人は平気そうなのに、自分だけ暑い」

はんなりでも、このようなお悩みをお聞きすることがあります。

乳がん治療が終わって日常生活に戻ってからも、ホルモン治療は長く続くことがあります。

だからこそ、副作用をただ我慢するのではなく、自分の身体の変化を知り、少しでも過ごしやすい方法を見つけていくことが大切だと思っています。

ホットフラッシュの暑さ対策として水分をとる女性

ホルモン治療は長くつき合っていく治療です

乳がんの中には、女性ホルモン(エストロゲンなど)の影響を受けて増殖するタイプがあります。

その場合、女性ホルモンの働きを抑えたり、体内でつくられるエストロゲンを減らしたりする内分泌療法(ホルモン療法)が行われることがあります。

治療期間は一人ひとり異なりますが、5年以上続ける場合があり、再発リスクなどによって治療期間が検討されます。がん情報センター

長く続ける治療だからこそ、

  • ホットフラッシュ(ほてり・のぼせ)
  • 発汗
  • 関節の痛みやこわばり
  • 睡眠の悩み
  • 気分の変化

など、治療に伴う身体や心の変化が日常生活に影響することがあります。ホットフラッシュや関節・筋肉の症状などは、乳がんの内分泌療法で報告されている症状です。がん情報センター

「治療だから仕方ない」と、全部を我慢する必要はありません。

まずは、今の身体で何がつらいのかを知ることから始めてみてください。

ホルモン治療をこれから始める方へ
▶ 地味に辛いホルモン治療の副作用


閉経前に乳がん治療を始めた方に多いホットフラッシュ

閉経前に乳がんと診断され、治療によって女性ホルモンの働きが大きく変化した場合、ほてりや発汗などの症状を経験することがあります。

夏になると、

「冷房が効いている部屋でも頭から汗が出る」

「汗をかいたあと、身体が冷えてしまう」

「周りの人は寒いと言っているのに、自分だけ暑く感じる」

ということもあります。

反対に冬でも、

「暖房の効いた場所に入ると急に暑くなる」

「顔や頭だけ熱くなる」

など、季節に関係なく症状を感じることがあります。

周囲の人と同じ温度に感じないこと自体が、ちょっとしたストレスになることもあります。

ホットフラッシュによる首元のほてりを感じる女性

ホットフラッシュと上手につき合うための工夫

ホットフラッシュを完全になくすことは難しい場合もあります。

だからこそ、「我慢する」だけではなく、日常生活の中で少しでも楽に過ごせる方法を探してみましょう。

ホットフラッシュ対策に使うタオルやハンディファンなどのセルフケア用品

例えば、

  • 小さなハンディファンなどを持ち歩く
  • 首元を冷やせるものを準備しておく
  • 汗をかいたあとに身体が冷えすぎないよう、着替えや羽織りものを用意する
  • 通気性や吸湿性のよい衣類を選ぶ
  • 室温や寝具を調整して、眠りやすい環境をつくる

など、自分に合った方法を探してみてください。

また職場や家庭で、

「暑さの感じ方が以前と変わったみたい」

と伝えておくだけでも、エアコンの温度などについて相談しやすくなるかもしれません。

自分だけが我慢して周りに合わせなくてもいいのです。


関節痛やこわばりも、ホルモン治療中にみられることがあります

ホルモン治療中には、ホットフラッシュだけではなく、関節の痛みやこわばりを感じる方もいます。

特にアロマターゼ阻害薬では、関節痛や筋肉・骨の症状などがみられることがあります。がん情報センター

「朝起きたとき、手指が動かしにくい」

「手がこわばる」

「以前より膝が動かしにくい」

そんな変化を感じることもあります。

ホルモン治療中に手や手首のこわばりを感じる女性

ただし、すべての関節痛やこわばりがホルモン治療によるものとは限りません。

症状が続く場合や、日常生活に影響している場合は、自己判断せず主治医に相談してください。

「治療中だから仕方がない」と我慢し続けるのではなく、いつから、どこが、どんなときにつらいのかを伝えることも大切です。

痛みを我慢してしまう方へ
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副作用がつらいときは、一人で我慢しないでください

ホルモン治療は、抗がん剤治療のように外から見て分かりやすい変化が少ないこともあります。

そのため、

「これくらい我慢しないと」

「治療を続けるためには仕方がない」

と思ってしまう方もいます。

けれど、日常生活に影響するほどつらい症状は、主治医や医療スタッフに伝えてください。

症状や治療内容によって、対応について相談できる場合があります。

自己判断で薬を中断したり変更したりせず、まずは主治医と相談することが大切です。

治療中の心と身体のつらさについて
▶ がん治療中の心のケア|不安や落ち込みをひとりで抱えないために


はんなりでは、治療後の身体と心に寄り添います

女性専用リラクゼーションサロンはんなりの個室施術室

乳がん治療がひと区切りついても、身体の変化や不安がすぐになくなるわけではありません。

ホットフラッシュ、関節のこわばり、肩や腕の動かしにくさ、身体の重だるさ。

「病院に相談するほどなのかな」

と思いながら、日常生活の中で困っていることもあると思います。

はんなりでは、理学療法士としての経験を活かしながら、まず今の身体の状態や治療歴、困っていることをお聞きします。

そして、その日の体調に合わせて、無理のない範囲で身体をゆるめたり、動かしたりする時間をつくっています。

治療だけではなく、その後の生活も大切にしてほしい。

そんな想いで、乳がんを経験した女性のその後の暮らしに寄り添っています。


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はんなりについて

リラクゼーションサロンはんなりは、女性専用・完全予約制の個室サロンです。

乳がんの治療中・治療後の方にも、安心して過ごしていただける場所を目指しています。

施術を担当するのは、病院で乳がん術後のリハビリに携わってきた女性理学療法士です。

肩や腕のつっぱり、身体の疲れやむくみなど、その日の状態を伺いながら施術内容を調整します。

「まずは話を聞いてほしい」
「こんな状態でも受けられるのかな」

そんなご相談からでも大丈夫です。

西鉄久留米駅から徒歩約3分。
ご予約は下記の予約ページから承っています。

▶ 初めての方へ|はんなりでは、どんな時間を過ごすの?

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中野 郁子

この記事を書いた人中野 郁子(なかの いくこ)

乳がん女性の駆け込み寺 はんなりを運営しています。
母をがんで亡くした後、がん患者さんとその家族を支える仕事がしたいと転職。
久留米市の病院に勤務後、2016年に開業しました。
理学療法士、アロマセラピスト、ピンクリボンアドバイザー、乳がん啓発運動指導士の資格があります。

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