球体模様
乳がんと心・生活

眠れない夜を、一人で抱え込まないで|乳がん治療後の不安と不眠

眠れない夜を、一人で抱え込まないで|乳がん治療後の不安と不眠

治療が終わっても続く不安に寄り添いたい

先日、お客様から

「眠れなくて、ご連絡してしまいました。」

というメッセージをいただきました。

※プライバシーに配慮し、内容は一部変更してご紹介しています。

後日お会いすると、

「病院では特に異常はないと言われたけれど、不安で仕方がない。」

そんなお気持ちを話してくださいました。

乳がんの治療がひと区切りついても、心まで同じタイミングで「治療前」に戻れるわけではありません。

身体のちょっとした変化が気になったり、夜になると考えごとが止まらなくなったり。

眠れない夜に、一人で不安を抱えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。


「異常がない」と言われても、不安になることがあります

乳がんを経験すると、それまでなら気に留めなかったような身体の変化にも敏感になることがあります。

「この痛みは大丈夫かな。」

「もしかして再発ではないかな。」

そんな思いが頭をよぎることもあるでしょう。

乳がん治療後の身体の変化や再発への不安を抱える女性

気になる症状があるときは、自己判断せず、まず主治医や医療機関へ相談することが大切です。

そして診察や検査で大きな異常がないと分かっても、不安まですぐに消えるとは限りません。

乳がん治療が終わったあとも続く不安については、こちらの記事でも詳しく書いています。

→ 「治療が終わっても、不安は終わらない」

「異常がないんだから、気にしないようにしよう」

そう思えば思うほど、気になってしまうこともあります。

乳がんを経験したことが、心にも大きな影響を与えているからこそ起こる、ごく自然な反応のひとつだと思います。


不安と眠れない夜が重なることもあります

お話を伺っていると、

「痛む場所がその日によって変わる。」

「無意識に手術した側をかばってしまう。」

「眠りが浅くなっている。」

このようなお悩みをお聞きすることがあります。

もちろん、気になる症状があるときは、まず医療機関へ相談することが前提です。

そのうえで、身体に大きな異常が見つからない場合でも、不安や緊張が続いていることで、身体に力が入りやすくなったり、眠りに影響したりすることがあります。

そして、

眠れない → 考えごとが増える → 不安になる → さらに眠れない

というように、不安と不眠が互いに影響し合うこともあります。

だから私は、「気にしすぎですよ」と簡単に片づけたくありません。

身体をゆるめたり、安心して気持ちを話したりする時間を持つことも、大切なセルフケアのひとつだと考えています。


不安は、一人で抱え込まなくて大丈夫

施術のあと、お客様が少し穏やかな表情で帰っていかれることがあります。

痛みや不安がすべてなくなるわけではありません。

不眠がすぐになくなるわけでもありません。

それでも、

「話を聞いてもらえて安心しました。」

そう言っていただけることがあります。

私は、それも大切なケアのひとつだと考えています。

誰かに話したからといって、問題がすぐに解決するわけではありません。

でも、頭の中でぐるぐるしていた不安を言葉にして、誰かに受け止めてもらうことで、少しだけ心がゆるむことがあります。

不安なときは、誰かを頼っていい。

そう思ってもらえたらと思います。


不安や不眠は、乳がん治療の影響が関係していることもあります

乳がん治療中・治療後の眠りには、さまざまなことが関係します。

病気や再発への不安だけでなく、痛みや身体の違和感、生活リズムの変化などが影響することもあります。

また、ホルモン療法を受けている方では、ほてりや発汗などの症状によって眠りが妨げられることもあります。

ホルモン療法によるほてり・発汗・睡眠については、こちらの記事でも詳しく書いています。

→ 「『地味に辛い』ホルモン治療の副作用|見えないつらさをひとりで抱えないで」

「寝つきが悪くなった」

「夜中に何度も目が覚める」

「朝早く目が覚めてしまう」

「眠ったはずなのに、休んだ感じがしない」

そんな状態が続く場合は、我慢し続ける必要はありません。

主治医や看護師、かかりつけ医などに相談してみてください。

不安や気分の落ち込みが強い場合には、必要に応じて心療内科・精神科や、がん診療に関わる心理・精神面の専門的なサポートにつながる方法もあります。

がん治療中の不安や落ち込みついては、こちらの記事でも詳しく書いています。

→「がん治療中の心のケア|不安や落ち込みをひとりで抱えないために」

「眠れないくらいで相談していいのかな」と思わなくて大丈夫です。

睡眠も、治療後の生活を支える大切な要素です。


はんなりが大切にしていること

乳がんの治療が終わっても、

再発への不安がふと大きくなる日があります。

身体の小さな変化が気になる日もあります。

眠れない夜があるかもしれません。

そんなときは、一人で抱え込まないでください。

気になる身体症状があれば、まず主治医や医療機関へ相談すること。

そして、不安な気持ちを誰かに話すことも、とても大切です。

乳がん治療後の女性に寄り添い身体をやさしくケアする様子

はんなりでは、身体のケアだけでなく、

「安心して話せる場所」

であることも大切にしています。

ご相談だけでも構いません。


最後に

一人で眠れない夜があることは、決して特別なことではありません。

乳がんを経験したあと、不安や迷いを抱えながら日常を過ごしている方もいます。

だからこそ、その気持ちを一人で抱え込まず、安心して話せる場所があってほしいと思っています。

その夜を、少しでも安心して眠れる夜に変えていけるように。

身体を整えることはもちろん、揺れ動く気持ちにも寄り添いながら、一緒に歩いていけたらと思っています。

リラクゼーションサロンはんなりで施術を行う女性理学療法士

はんなりは、身体だけでなく、その日の気持ちにも寄り添う場所でありたいと思っています。


あわせて読みたい

▶ 治療が終わっても、不安は終わらない

▶ がん治療中の心のケア|不安や落ち込みをひとりで抱えないために

▶ 「地味に辛い」ホルモン治療の副作用|見えないつらさをひとりで抱えないで

▶ 役割を少しだけ降ろして|乳がん治療後こそ「自分のための時間」を

はんなりについて

リラクゼーションサロンはんなりは、女性専用・完全予約制の個室サロンです。

乳がんの治療中・治療後の方にも、安心して過ごしていただける場所を目指しています。

施術を担当するのは、病院で乳がん術後のリハビリに携わってきた女性理学療法士です。

肩や腕のつっぱり、身体の疲れやむくみなど、その日の状態を伺いながら施術内容を調整します。

「まずは話を聞いてほしい」
「こんな状態でも受けられるのかな」

そんなご相談からでも大丈夫です。

西鉄久留米駅から徒歩約3分。
ご予約は下記の予約ページから承っています。

▶ 初めての方へ|はんなりでは、どんな時間を過ごすの?

▶ ご予約はこちら

中野 郁子

この記事を書いた人中野 郁子(なかの いくこ)

乳がん女性の駆け込み寺 はんなりを運営しています。
母をがんで亡くした後、がん患者さんとその家族を支える仕事がしたいと転職。
久留米市の病院に勤務後、2016年に開業しました。
理学療法士、アロマセラピスト、ピンクリボンアドバイザー、乳がん啓発運動指導士の資格があります。

よく読まれている記事

ご予約・お問い合わせ

お申し込みのほか、ご質問やご要望などありましたら、
お気軽にお問い合わせください。

お客様の使いやすい方法を
ご選択ください。

Web予約

からだのケア
24時間以内に返信いたします

Web予約

こころのケア
営業時間 10:00~18:00