球体模様
ピンクリボン・乳がん啓発

乳がん患者会を始めた理由|「私だけじゃなかった」と思える場所をつくりたくて

乳がん患者会を始めた理由|「私だけじゃなかった」と思える場所をつくりたくて

サロンでは、お一人おひとりとゆっくりお話しできる時間を大切にしています。

ある日、お客様からこんな質問をいただきました。

「同じ病気の方は、こんな時どうしているんですか?」

この一言が、患者会を始めるきっかけになりました。

当サロンは完全予約制のプライベートサロンです。

お客様同士がお顔を合わせることはありません。

安心して過ごしていただける反面、同じ病気を経験した方と話す機会もほとんどありません。

治療中のこと。
手術後の生活。
仕事への復帰。
家族との関わり方。
副作用との付き合い方。

医療の情報は病院で教えてもらえても、「みんなはどうしているの?」という日常の疑問には、答えが見つからないこともあります。

だからこそ、安心して話せて、安心して聞ける場所があってもいいのではないか。

そんな思いから、患者会を始めました。

乳がん患者会で参加者が交流する様子

患者会は、何かを教える場所ではありません。

誰かと比べる場所でもありません。

「私も同じです。」
「そんな方法があったんですね。」
「今日は話を聞くだけでもよかった。」

そんな何気ない時間が、不安を少し軽くしてくれることがあります。

もちろん、話したくない日は無理に話す必要もありません。

聞いているだけでも大丈夫です。

乳がんと向き合う時間は人それぞれ。

だからこそ、その人らしいペースを大切にできる場所でありたいと思っています。

サロンで身体を整えることも、患者会で気持ちを分かち合うことも、その方が自分らしい毎日を取り戻していくための一つの支えになれたら嬉しいです。

これからも、施術だけでなく、人とのつながりも大切にしながら、治療のその先まで寄り添える存在でありたいと思っています。


この想いから始まった患者会は、「エールの会」という名前で開催しています。

初めて開催した日の様子や、参加された皆さんからいただいた温かい言葉は、こちらの記事でご紹介しています。

あわせて読みたい

▶︎ 人とのつながりが支えになる|「エールの会」を開催しました
実際に開催した「エールの会」で交わされた言葉や、参加された皆さんとの温かい時間について綴っています。

▶︎ 私がヘアドネーションをした理由|応援の形は人それぞれ
乳がんと向き合う方を応援したいという思いから挑戦した、ヘアドネーションについて綴っています。

中野 郁子

この記事を書いた人中野 郁子(なかの いくこ)

乳がん女性の駆け込み寺 はんなりを運営しています。
母をがんで亡くした後、がん患者さんとその家族を支える仕事がしたいと転職。
久留米市の病院に勤務後、2016年に開業しました。
理学療法士、アロマセラピスト、ピンクリボンアドバイザー、乳がん啓発運動指導士の資格があります。

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