毎年10月は、乳がんについて正しく知り、乳がん検診や早期発見の大切さを考えるピンクリボン月間です。
私自身、サロンを開業してから、乳がんに関するさまざまな活動に関わってきました。
ピンクリボンアドバイザーの資格を取得したこと。
イベントを開催したこと。
そして現在は、乳がんの経験を分かち合う「エールの会」を開催しています。
振り返ってみると、活動の形は少しずつ変わってきました。
でも、その根底にある思いは、ずっと変わっていないように思います。
乳がんと向き合う女性のために、自分にできることをしたい。
今回は、今の「エールの会」につながるまでの、私自身の活動についてお話ししたいと思います。
サロンを開業してから始まったピンクリボン活動
私は理学療法士として病院で働き、乳がんの手術を受けた方のリハビリに関わってきました。
その後、乳がん術後のケアについて学び、2016年にサロン「はんなり」を開業しました。
サロンを始めてからも、
「身体のケアをすること以外にも、私にできることがあるのではないか」
と考えるようになりました。
乳がんについて知ってもらうこと。
乳がん検診の大切さを伝えること。
そして、乳がんを経験した方が安心して過ごせる場所や、人とつながるきっかけをつくること。
そんな思いから、少しずつピンクリボン活動にも関わるようになりました。
正しい知識を持って活動したい
ピンクリボン活動に関わるようになった頃、私自身、改めて思ったことがありました。
誰かに乳がんについて伝えるのであれば、
自分自身が正しい知識を持っていなければならない。
ということです。
乳がんについて正しく知ること。
乳がん検診や早期発見について知ること。
そして、乳がんを経験した方が、どのような不安や悩みを抱えることがあるのかを知ること。
理学療法士として乳がんの患者さんに関わってきた経験はありました。
それでも、乳がんについてもっと幅広く学び、正しい知識を持ったうえで活動したいと思いました。
そんな思いから、今から約10年前にピンクリボンアドバイザーの資格を取得しました。
資格を取ったことで何かが急に変わったわけではありません。
でも、自分自身が学び続けながら、責任を持って活動していくことの大切さを改めて感じるようになりました。
みんなで集まるピンクリボンイベントも開催しました
ピンクリボン月間には、さまざまなイベント活動にも取り組んできました。
乳がんについて知ってもらうことだけではなく、参加してくださる方同士が出会い、一緒に時間を過ごすこと。
ピンク色のTシャツを着て集まり、みんなで笑った時間もあります。
今、写真を見返してみると、
「乳がんについて考えること」と同じくらい、
人と人がつながることも大切な時間だった
と感じます。
乳がんという共通点があって集まった人たち。
でも、そこにいるのは「乳がんの患者さん」という一つの言葉だけではありません。
一人ひとりに、それぞれの人生があり、性格があり、日常があります。
だからこそ、一緒に笑ったり、何気ない会話をしたりする時間も、大切だったのだと思います。
【ピンクリボンイベントを主催しました】

みんなでピンク色のTシャツを着て参加したピンクリボン活動。
コロナで、活動はいったん中断しました
その後、新型コロナウイルスの感染拡大によって、人が集まることが難しい時期がありました。
それまで続けていたピンクリボンイベントも、いったん中断することになりました。
以前のように、みんなで集まることができない。
人と直接会って話すことが、当たり前ではなくなった時期でした。
活動を続けることが難しい時期もありましたが、私はどこかで、
またいつか、人が集まり、つながれる時間をつくりたい
と思っていたのかもしれません。
「同じ病気の方は、こんな時どうしてるの?」
その後、サロンでお客様からこんな言葉を聞いたことがありました。
「同じ病気の方は、こんな時どうしてるの?」
サロンでは、お客様同士が顔を合わせることはありません。
それぞれの時間に、それぞれのお客様が来られます。
だからこそ、同じ乳がんを経験した方が、どこかで情報交換をしたり、話をしたりする場所があってもいいのではないか。
そう思うようになりました。
以前のような大きなイベントではなくてもいい。
もっと小さな集まりでもいい。
顔を見て話し、
「私はこうだったよ」
「そんなこともあるよね」
と、それぞれの経験を分かち合える場所。
そんな思いから始めたのが、
乳がんの経験を分かち合う「エールの会」です。
大きなイベントから、小さな集まりへ
エールの会は、以前開催していたピンクリボンイベントとは少し違います。
人数も限られています。
決まったプログラムがあるわけでもありません。
乳がんについて話すこともあれば、家族や仕事の話をすることもあります。
美容の話で盛り上がることもあります。
ときには、思いを話して涙が出ることもあります。
そしてまた、みんなで笑います。
以前は、大勢の人に乳がんについて知ってもらうための活動が中心でした。
今は、一人ひとりの顔を見ながら、その人の経験や思いを聞く時間があります。
活動の形は変わりました。
でも、人と人がつながることを大切にしたいという思いは、以前と変わっていません。
【ピンクリボンイベントで乳がん検診啓発の活動をしました】

活動の形は変わっても、思いは変わらない
振り返ってみると、これまでの活動は、いつも同じ形ではありませんでした。
サロンで乳がん術後の身体をケアすること。
ピンクリボン活動をすること。
ピンクリボンアドバイザーとして学び続けること。
イベントを開催すること。
患者会「エールの会」を始めること。
そして、ブログを通して情報を発信すること。
一つひとつは違う活動に見えるかもしれません。
でも、私の中では、すべてつながっています。
乳がんと向き合う女性のために、自分にできることをしたい。
正しい知識を伝えたい。
一人で抱え込まず、「私だけじゃなかった」と思える場所をつくりたい。
その思いを持ちながら、その時々に必要だと思う形で活動してきました。
これから先も、活動の形は変わっていくかもしれません。
新しい出会いがあり、新しい気づきがあり、そのたびにできることも変わっていくと思います。
それでも、
治療のその先も、その人らしく。
乳がんと向き合う女性が、自分らしい人生を歩んでいけるように。
これからも、理学療法士として。
そして、一人の女性として。
私にできる形で、寄り添い続けていきたいと思っています。
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