最近、AIに相談する機会が増えてきました。
わからないことを質問したり、情報を整理したり、気持ちを言葉にしたり。
乳がんについても、
「この症状は大丈夫かな?」
「先生に何を聞けばいい?」
「再発が怖くて眠れない」
そんな不安を、AIに相談する方もこれからますます増えていくと思います。
私自身も、これから医療の分野にAIはどんどん導入されていくのだろうと感じています。
診断や治療を支える技術として。
情報を整理するために。
患者さんの不安や疑問に答えるために。
AIが医療に関わることで、私たち患者側にも多くのメリットがあるでしょう。
でも同時に、AIにはできないこともあります。
その一つが、
実際にその人を見ること。
そして、触れることです。
AIはいつでも話を聞いてくれる
AIの大きなメリットは、いつでも相談できることです。
夜中に急に不安になったとき。
病院では聞けなかったことを、もう一度確認したいとき。
「こんなことを聞いてもいいのかな」と思うような小さな疑問も、気兼ねなく聞くことができます。
同じことを何度聞いてもいい。
相手に気を遣う必要もありません。
乳がんの治療中や治療後は、不安が次から次へと出てくることがあります。
そんなとき、すぐに言葉を返してくれるAIは、これから多くの人にとって心強い存在になると思います。
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でも、AIはあなたの身体を見ることはできません
たとえば、
「腕が痛い」
「肩が上がりにくい」
「むくんでいる気がする」
「脇がつっぱる」
と相談されたとします。
AIは、入力された言葉から情報を整理し、一般的な可能性を伝えることはできます。
でも、
実際に腕がどこまで上がるのか。
左右で動きに違いがあるのか。
皮膚の状態はどうなのか。
むくみがあるのか。
どこを触ると痛いのか。
身体が緊張しているのか。
そうしたことを、AIは実際に確認することができません。
私は理学療法士として、これまで多くの方の身体を見て、動きを確認し、そして実際に触れてきました。
同じ「肩が痛い」という言葉でも、一人ひとり身体の状態は違います。
痛みがある場所も。
動かしにくい理由も。
生活の中で困っていることも違います。
だからこそ、私はまず、その人の身体を見ます。
そして、必要なときには触れます。
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「触れること」は、私の仕事の根幹です

乳がんの手術を受けたあと。
これまでとは違う身体に、戸惑う方も少なくありません。
「ここを触るのが怖い」
「脇がつっぱっていて動かしにくい」
「胸のあたりの感覚が以前と違う」
「むくんでいるような気がする」
そんな身体を、自分自身でもどう扱えばいいのかわからなくなることがあります。
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はんなりでは、ただ身体をほぐすだけではありません。
実際に身体の状態を見て。
動きを確認して。
必要に応じて触れながら。
その方が今、どんなことに困っているのかを一緒に考えていきます。
そして、
ゆるめる。
うごかす。
少しずつ、自分の身体と向き合っていく。
それが、はんなりで大切にしていることです。
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AIがどれだけ進化しても、実際にその人の身体に触れ、変化を感じ取ることはできません。
触れたときの皮膚の状態。
筋肉の緊張。
動かしたときの表情。
「ここは大丈夫だけど、ここは怖い」という反応。
言葉だけではわからないことが、身体にはたくさんあります。
だから私にとって、
触れることは、単なる技術ではありません。
その人の身体を知り、今の状態を一緒に確認し、安心して身体を動かしていくための大切な時間です。
AIと人間、どちらかではない時代へ
これからは、AIか人間か。
どちらか一方を選ぶ時代ではないのだと思います。
AIにはAIの得意なことがあります。
いつでも相談できること。
情報を整理できること。
質問したいことをまとめること。
気持ちを言葉にする手助けをしてくれること。
一方で、人間にしかできないこともあります。
実際に会うこと。
表情を見ること。
声を聞くこと。
身体の動きを確認すること。
そして、触れること。
患者さん自身も、AIのメリットとデメリットを知りながら、上手に付き合っていくことが大切になるのではないでしょうか。
AIから得た情報をすべて信じるのではなく、必要なときには医療者に確認する。
AIに気持ちを聞いてもらう。
でも、身体の変化は実際に医療者や専門家に見てもらう。
それぞれの良さを知って、使い分けていく。
そんな時代になっていくのだと思います。
時代が変わっても、私が大切にしたいこと
AIが進化しても。
医療がどれだけ変わっても。
私が大切にしたいことは変わりません。
目の前にいる人を見ること。
話を聞くこと。
身体の動きを確認すること。
そして、必要なときには触れること。
乳がんの手術を受けたあと、身体に触れることが怖くなっている方もいます。
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そんな方が、
「少し動かしてみようかな」
「ここを触っても大丈夫なんだ」
「また自分の身体と向き合ってみよう」
と思えるように。
私はこれからも、そのお手伝いをしていきたいと思っています。
AIが進化していく時代だからこそ。
人と人が向き合うこと。
そして、
実際に触れること。
それは、これからも私の仕事の根幹であり続けると思っています。
まとめ
AIは、これから乳がん医療や患者さんの生活の中でも、ますます身近な存在になっていくでしょう。
便利なこともたくさんあります。
でも、AIにはできないことがあります。
実際にあなたを見ること。
身体の動きを確認すること。
そして、触れること。
私は理学療法士として、これからも一人ひとりの身体を実際に見て、必要に応じて触れながら、その人が自分らしく毎日を過ごせるようお手伝いしていきたいと思います。
技術が進化する時代だからこそ、人の手で触れることを大切に。
それが、これからも変わらない、はんなりのあり方です。

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