「ヘアドネーションのために、人生で一番長く髪を伸ばしました。」
毎年10月は「ピンクリボン月間」です。
乳がんについて正しく知ること、そして乳がん検診の大切さを伝えるため、全国でさまざまな啓発活動が行われています。
私も2016年にサロンを開業して以来、ピンクリボンアドバイザーとして、乳がんと向き合う方を応援する活動を続けてきました。
患者会を開いたり、ブログで情報を発信したり。
その活動の一つとして挑戦したのが、2019年のヘアドネーションでした。
人生で一番長く髪を伸ばしました
それまで肩下くらいまでしか髪を伸ばしたことがなかった私ですが、「一度やってみよう」と決め、髪を伸ばし始めました。
医療用ウィッグとして役立ててもらえるよう、人生で一番長いロングヘアになりました。
実は、ロングヘアは私には少し落ち着かなくて、「もう切りたいな」と思いながら過ごしていたことを今でも覚えています(笑)。
必要な長さを確保できたところで、髪を寄付しました。

「寄付後は思い切ってショートヘアに。」
思い切ってショートヘアに
寄付を終えたあとは、思い切ってショートヘアにしました。
実は、この髪型が思いのほか気に入ってしまい、それ以来ずっとショートヘアです。
美容室へ行くたびに、
「あの時、思い切って伸ばしてよかったな。」
と思い出します。
そして、ときどき考えるのです。
あの時に寄付した髪は、今どこかで誰かのウィッグとなり、その方の日常を支えているだろうか、と。
そう思うと、とても温かい気持ちになります。
応援の形は、一つではありません
乳がんと向き合う方を応援する方法は、ヘアドネーションだけではありません。
乳がん検診を受けること。
大切な人に検診を勧めること。
患者さんのお話に耳を傾けること。
患者会に参加したり、支えたりすること。
寄付やボランティアという形で力になること。
どれも、誰かを支える大切な一歩です。
私は理学療法士として身体のケアを行い、患者会やブログを通して安心して話せる場所や正しい情報を届けています。
これからも、自分にできる形で乳がんと向き合う方を応援し続けたいと思っています。
あの時の髪が、誰かの笑顔につながっていたら
髪は、また伸ばすことができます。
でも、治療中のその時だからこそ必要なウィッグがあります。
あの時に寄付した髪が、今どこかで誰かの笑顔につながっていたら。
それだけで、伸ばした時間にも、切った瞬間にも、大きな意味があったと思っています。
これからも施術だけでなく、患者会や情報発信、そしてピンクリボン活動を通して、乳がんと向き合う方に寄り添い続けたいと思います。
治療のその先も、その人らしく。
その歩みを支えられる存在でありたいと願っています。
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